高校総体!最後まで諦めない姿

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東北の各県では、この6月第1金土日において『高校総体県大会』が開催されています。東北地域の高校生たちが、汗と涙を流しながら熱戦を繰り広げています。

僕はこの木~土曜日にかけて、岩手県のバスケットボールクラブのサポートにあたることができました。このチームは、県立の進学校ですがバスケットへ傾ける情熱が非常に熱いチームです。選手、スタッフとの間にもしっかりとした絆ができているチームでした。

このチームとは、3月の末に一度仙台へ遠征に来られたのをきっかけに、指導者の方々と交流をもたせていただいています。その時も選手、スタッフともに非常に熱心に取り組まれている様子に大変感激したわけですが、やはり高校総体を迎えたチームの気合いは一段と強まっていました。

4月の予選を勝ち上がっての県大会です。進学を中心としているこのチームにとっては、実は3年生最後の大会になりました。バスケットは、『冬のウインターカップ』が言わば、野球の甲子園のような位置づけであるわけですが、進学を考えていく上では難しくなります。それだけに、チームを支えてきた3年生メンバーは、一人一人が複雑な想いをもって臨んでいたのかもしれません。

僕の主なサポート内容は、怪我の予防と試合当日に向けたコンディショニングサポートです。予選までの試合やこれまでの練習において負傷した患部の治療にあたることや、疲労回復を促進するためのアイデアを提供することが主になりました。このようなサポート活動をこれまでも、多くの選手、チームに提供してきたわけですが、正直、今回ほど『やり易い』機会はありませんでした。

なぜやりやすかった?かと考えてみると、なによりも一番印象に合ったことは、『選手が自立していること』また『選手が目標のために努力を惜しまない姿勢でいること』です。

このチームでは、指導スタッフが声を怒鳴り上げるような場面を見ません。ミーティングやチームの動きにおいても選手達が自分たちで話し合いの場をもち、内容をまとめていきます。また、一人一人もアイシングやストレッチをはじめとするコンディショニングの手法をコツコツと続けて実行しています。

この『続けていける』『自分のためだと思って実行できる』選手はそう多くはいません。実は、県の代表になるような強豪校の選手であっても、またマスコミに出るような有名な選手であっても、このことに気づかず、『自分の内にある能力だけ』に頼って、おろそかにしている事が多いのです。

この姿は、明らかにゲームに現れました。ゲームの内容がたとえ劣勢になろうとも、『決して諦めない。練習で行ってきた約束事に忠実になる』ことを続けられるのです。

『最後まで諦めない』よく耳にしますし、自分でも選手にそう話します。しかし、この言葉を実行する場面は、実は日頃から始っているんだ、と気づかされました。

自分の身体を大切にすることを『最後まで諦めない』
自分がやってきた練習を信じることを『最後まで諦めない』
自分を支えてくれた仲間を信じることを『最後まで諦めない』
自分達の勝利を『最後まで諦めない』

また、『自立している選手達』を育てたコーチングスタッフの人柄や指導力にも大変勉強させていただくことができました。 選手が自分のために最後まで諦めない姿勢である前に、
指導スタッフが『選手を信じることを最後まで諦めない』からこそ、選手の『心の幹』が太くなることを教えていただきました。 『コーチの遺伝子は受け継がれる。』事を実感できました。

彼らの高校総体は、県ベスト16という結果を残しました。この結果を残すまでに多くの人に
感動を与えました。選手、スタッフ、保護者。このチームに関わる全ての人がここまでの軌跡を誇りに思っている事だと思います。僕もこのような貴重な機会に同じコートに入れた事をとても嬉しく思います。

彼らのような選手がこれからどのように成長していくのか?次のステージでの活躍にこれからも期待していきたいと思います。




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