戸惑いと決心
東北地域はこの土日月において、高校総体県大会が開催されています。
今年は例年になく、多くの学生トレーナーが各チームに帯同していたようです。
実は、現場で活動している「学生トレーナー」達に協力をしてもらい、次のような企画を実施してみました。
それは、「各現場をメールネットワークでつなごう!!」というもの。
どうしたかというと、 仕組みは単純。
各チームで活動している学生トレーナー達が、自分たちの活動を写メつきで僕の所へ送信してもらいます。これを僕が各現場の学生トレーナーおよび卒業生トレーナーにむけて一斉配信するというものです。
メーリングリスト・・?とも考えたのですが、送信先を少々変える手間もあったため あくまで手動にしました。
さて、いざやってみると なかなか面白い。
福島で活動している学生が活動時の出来事や思いを書いてくれたと思ったら、宮城では宿舎でのサポートの様子を教えてくれたり・・・。また、先週に予選敗退したチームのトレーナーからは、自身を振り返るメッセージが届いたり・・。 一時的ですが多くの学生トレーナー同士が活動と思いを共有することができたのです。
中には、 チーム帯同のなかった仲間のトレーナーは 「リポーター」役を買って出てくれた人もいました。複数会場での出来事が、離れていてもリアルタイムに、そして 熱いメッセージと共に交換されました。
今回送ってもらったメッセージを読んでみるとどの文面にも
「今の自分の力で 選手のためにできることはもっとあったはず!!」
「なんで、もっと自分から動けなかったんだ!悔しい」
というコメントが書かれていました。
やっぱり、みんな同じ想いを抱えているんだね。 戸惑い、不安と、力の及ばない時の悔しさ。 選手が目の前にいるのに・・。
現代のテクノロジーが現場の「想い」をつないでくれました。普段は聞こえない、心の声。
送られた文章に、こんな事が書かれていました。
『今の気持ちを忘れるな』
「私もこの悔しい気持ちを忘れずにこれから選手としっかり向き合って活動していきたい。もっと自分に力をつけて選手を支えたい。」
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