【MYOTEST】が新たなトレーニングシーンを形作る。

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【MYOTEST】 を利用した新たなトレーニング測定を始める事になりました。
それにともないまして、MYOTESTについて少し説明をさせて頂きたいと思います。


MYOTESTとは、MyotestSA社(スイス)が開発した、新たな測定機器の名称です。国内ではS&C社が輸入代理店を行っています。

これまでの筋力トレーニングの概念、フィールドテストの概念に新たなメッセージを投げかけるツールとして、
現在話題となっています。


長谷川裕先生(JATI理事)の報告によると、多くは、ヨーロッパを中心に研究がすすめられているそうです。中でも、
ベルギーのリージュ大学運動科学部、フランスの国立スポーツ科学研究所(INSEP)の研究者らが「慣性筋プロファイル」を用いた個人別のトレーニング強度の必要性を提唱したとされています。


このMYOTESTによって新しく理解できるものは「スピード」です。

これまでの筋力トレーニングは、「重さ」をどれだけ持ちあげられるか?を測定することで、各個人の能力を判断してきました。

ところが、実際の競技場面を想像すると、「どれだけ重い物を持ち上げられるか?」よりも「その重さをどれだけ速くで操作できるか?」の方がより重要なキーワードだということにはあまり注意がむけられていませんでした。

・・・とはいうものの、この “ある程度の重さ” を ”どれだけの速さで動かしたか?” を実際に測定することは大変難しく、特に、フィールドテストとして簡便に、客観的な数字を打ち出せる方法は多くはありませんでした。
(注:フィットロダインを利用することが多く行われていましたが、バーベルを用いない測定では限界がありました)

そんな中、重さわずか58gというコンパクトな「MYOTEST」が開発されました。

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これは機器の中に 3軸加速度センサー を内蔵し、垂直方向の移動に対して、リアルタイムな速度検知を可能にしてくれます。 測定時に、各選手が挙上する重量(体重を含む)をMYOTESTにインプットすることで、実際の操作状況下でのパワー出力 が算出されるのです。

特に、現在ではバージョン2.2(8月13日現在)となり、挙上時のピークパワー(watt)が表現されます。
(注:MYOTESTは不定期にバージョンが更新されています。詳しくはSA社webサイトをご覧ください)

MYOTESTは、7つのパフォーマンステストを内蔵していて、それぞれのプロトコルに従うだけで簡便に測定結果が得られるようになっています。(ただし、表記は英語です)

(主なテスト)
①ベンチプレス パワー能力測定 /(最大パワー、平均パワー、平均筋力、平均動作速度)

②ハーフスクワットジャンプ パワー能力測定 /(〃)

③リバウンドジャンプ /(跳躍高(cm), 接地時間(m秒), 弾性指数 剛性指数(kN/m)

④垂直跳び /(跳躍高 cm、平均パワー、平均筋力、平均動作速度)

⑤スターティングジャンプ /(跳躍高 cm、平均パワー、平均筋力、平均動作速度)

⑥推定1RM測定 ベンチプレス /(推定1RM, 測定の信頼度(%), 最大パワー値・その負荷、 最適負荷範囲(5種)

⑦推定1RM測定 スクワット /(推定1RM, 測定の信頼度(%), 最大パワー値・その負荷、 最適負荷範囲(5種)


★特に、注目すべきは ⑥ ⑦ の推定1RMが測定できることです。

これは、これまでの概念にはなかった「動作速度を加味した」1RM値を算出してくれます。

MYOTESTの指示に従いながら、1レップ×8セット程度のセッションを行う中で、「動作速度が落ちてきたな・・」というポイントをMYOTESTが理解し、個々の特性に合わせた(動作速度を加味した)適切な負荷設定を教えてくれます。

また、測定データの信頼度が表示され、利用する側がそのデータをどう取り扱うかについても提示してくれます。


長谷川先生のお話からは、
「・・開発の中心となったスイスやフランスでは、ユースレベルからトッププロまでほぼすべてといってよい種目のトレーニングで活用され、実際に成果を上げている」(JATIexpress第10号より) と聞かせていただきました。

我々、トレーニング指導者にとって、また新たな視点でアスリートに関わる必要性が示されたといえるのではないでしょうか?










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